仏壇屋さんの不思議

街を歩いていると時々仏壇屋さんを見かけます。
私は仏壇、仏像などを見るのが趣味ですので店に入っていって、しばらく店内の仏壇等を鑑賞するのが常なのですが、どうしてもひとつだけ不思議に思う事があります。少し線香の匂いのする店内で、いろいろと考えてしまいます。

それは、仏壇屋さんというのははたして経営が成り立つものなのか、という事です。
もちろん私の家にも仏壇がありますが、それは今から50年以上も前に購入したものです。
それと同じようにだいたいの家は仏壇を購入するのは数十年に一度の事でしょう。
仏壇を毎年買い替える家などないでしょうから、果てして仏壇屋さんの仏壇は売れるものなのでしょうか。
人が家を買うのと同じように、たとえ仏壇を買うにしてもそれは一生に一度あるかないかの事なのではないでしょうか。
仏壇にもいろいろの値段がついています。
高い仏壇ですと数百万円もします。確かに売れれば儲けは多いでしょうが、そんなに数は売れないと思うのです。
いったい仏壇屋さんの経営はどうなっているのでしょうか。

少し前に【竹竿売屋はなぜ潰れないのか】という本を読んだことがあります。
軽トラックで【竹や~さお竹~】と売りに来るあの商売ですが、あれの秘密は竹竿だけを商品にしているのではなくて、その他の付属の商品を売って収入を得ているという事でしたが、仏壇屋さんもそのような仕組みになっているのでしょうか。
仏壇の中には造花やいろいろな小物が収納してありますが、仏壇本体が売れることはなくてもそのような仏具などの小物の売買が仏壇屋さんの収入源になっているのでしょうか。
しかし、私の家の仏壇内の仏具などは私の記憶する限り一度も買い替えたことはありません。
仏壇同様に50年前から同じものを使っています。

もしかすると、仏壇屋さんはロウソク、線香などの消耗品も扱っているのかもしれませんね。
ならば納得できます。
線香などは日常で使うものですから、消耗も早いです。
そのような商品も扱っているのならば日銭も入りますから。
というように、お金の面から仏壇屋さんの事を語りましたが、そもそも仏壇を扱ってみえる店ですので経営者の方も信仰に篤くお金儲けの為だけに仏壇屋さんを経営しているのではないでしょうね。
今の世に生きる人が亡くなった人との接点を求める場合はやはり仏壇を通してのことが多いでしょうから、世間の人々がご先祖様に感謝して平穏な暮らしを続けていくことが出来るのも、仏壇を扱ってみえる仏壇屋さんがあってこそだと思います。